ネーミング・コンセプトについて
YAMAOSMプロジェクト、昨年は佐賀県内各地のキーマンにお話を聞いたり、一般の方にアンケートを取って山への関心度を聞いたりするところからスタート。
そこから「佐賀の山」のいいところってなんだろう?佐賀に住む方にとって、また山で暮らし活動する人にとって、必要な情報発信ってなんだろう?とたくさん、ああでもないこうでもないとチームで考えました。
そこから出てきたのが、プロジェクトのネーミング、「YAMAOSM(ヤマオズム)」です。
「おずむ」を発見したのは、図書館の、古い資料が並ぶ棚。佐賀の山間地域で古くからある方言で、「おずむ」とは、目覚める、目を覚ます、という意味があります。山とおずむを組み合わせて、YAMAOSM。佐賀の山にいきづく魅力に、多くの人に気づいてほしい。目覚めてほしい。そんな思いを、込めています。また、「〜イズム、○○主義」のような言葉の響きもおもしろく、見てくれる人たちと一緒に佐賀の山文化をつくっていこう、という長期目標にも重なっています。
ネーミングと一緒に、コンセプトも固まりました。Webのトップにもある、こちらの文章です。
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佐賀の山は「低山」が多く、
山間部、平野、海がゆるやかにつながっています。
まちとの境界が淡く、身近な佐賀の山を
私たちは普段あまり強く意識することがありません。
そこには、川の流れ、緑の木々など豊かな自然や、里山の風景があり
いきいきと仕事をし、暮らす人たちがいます。
気軽に行けて、山から海への循環を感じることができる。
佐賀の山には、今の時代だからこそ求められる価値が
静かに、力強く、息づいています。
YAMAOSM(ヤマオズム)は
目覚めるという意味の方言を由来とする造語で、
「山の真価に気づく」という想いも込められています。
身近だからこそ今まで気づいていなかった低山で
親しみやすい佐賀の山に目を向けてみませんか。
そこにはたくさんの、日々を豊かにする経験が待っています。
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リサーチをして感じたこと、佐賀の地形の特性や、活動する方々の思い。それらをぎゅっと凝縮して、自然や山に興味があるけれど、日々の忙しさや、情報不足でなかなか行動にうつせない。そんな方の心にすこしでもひっかかるといいなと考えました。
これから、YAMAOSMがじわっと広がっていき、「おずもうぜ!」「おずんでいこー!」が合言葉になったり。そんな妄想をしつつ、情報発信がんばっていきたいと思います。